- ていげんめいほう
- ていげんめいほう【定言命法】〔(ドイツ) kategorischer Imperativ〕人間の意志を制約する道徳法則のうちで, 人間一般に無条件に当てはまるものをいう。 仮言命法が「もし幸福を望むならば, 云々の行為をせよ」と条件付きであるのに対し, 端的に「何々せよ」と義務を命ずる。 カントによれば, 道徳的命法は何かの目的のための手段であってはならないから, 定言命法であるとされる。 定言的命令。 無上命法。⇔ 仮言命法
Japanese explanatory dictionaries. 2013.